金持ち脳と貧乏脳(脳とお金のただならぬ関係)
著者:茂木健一郎

金持ち脳と貧乏脳
引用:出版社:総合法令出版 著者:茂木健一郎

「お金持ちや成功者に共通する脳の使い方」(金持ち脳)
=「お金がお金を生み出す」という思考で物事を考えることができる脳
「お金がなかなか貯まらない貧乏な人の脳の使い方」(貧乏脳)
=「給料が入ったことでついつい気分が良くなり、目的もなく衝動買いに走る」脳

このテーマは、
「どのような脳の使い方をすれば豊かになれるのか、貧乏脳から抜け出し、
金持ち脳の持ち主になれるのか?」

◆金持ち脳と貧乏脳の決定的な違い
「金持ち脳とは、お金を増やすことを考えている脳、貧乏農とはただ
お金を使うことだけしか考えていない脳」

★「金持ち脳の特徴」
・人間胃係が幅広い
・自己投資にお金を憎しまない
・好奇心が旺盛である
・人の話を聞いて即行動に移すことができる
・人の良い部分をすぐに真似することが得意
・誰に対しても自分の知らないことを棄直に質問できる
・偏見が少ない
・判断基準として、[まず何でもやってみる]という考え方を持っている
・夢や目標がはっきりしている
・朝方で健康に気を配り休を大事にしている

★『貧乏脳の特徴』
・いさというときに頼れる友人・知人が少ない
・他人の意見や行動に流されやすい
・与えることより、もらうことばかり考えている
・常に受身で被害妄想に駆られてしまう
・「でも」「だって」「どうせ」が口癖
・気がつくと愚痴をこぼしている
・嫌なことは常に先延ばししてしまう
・目先の利益だけをつい追いかけてしまう
・夢や目標を掲げるのが苦手
・不健康で体のケアをあまり気にしない

◆金持ち脳と貧乏脳のターニングポイント
貧乏脳とは、何よりも先に自己要求を満たすことで満足してしまう脳なので
ここで自分の殻を破り、満足の度合いをもっと上に上げる必要がある。

◆借金と脳に必要なリスクテイク
そこで必要なのは確実性と不確実性のバランスを取ることです。
つまり、ホームランバッターはホームランもたくさん打つが三振もたくさんする
失敗を恐れず、リスクをテイク出来るかで成功も多く取れるのです。
そして、そのリスクのスケールが大きい程、次のリスクの抵抗が少なくなります。

◆貯蓄と脳の関係
自分が貯めたお金を他人が取れないように管理することも重要であります。
そこで銀金では動物の世界と同じで餌の取り合いとなり危険な状態なので
多くの人は安全地帯(貯蓄)をつくりたがるというわけです。
お金持ちの人は、確実なことや不確実なことを上手く生かしながら人間関係や
スキルを構築してきた人のことである。

◆借金と脳
基本的に借金をするということはストレス以外の何物でもありません。
借金をする立場というのは、お金を借りた人に支配されるということになります。
=脳にとってお金をあるというのは、自由を感じることです。
しかし、1万円しか持っていないのに10万円持っていると感じ散財してしまう

◆若いうちのお金の使い方
若いうちのお金は経験という経済活動に使うものである。
そしてアウェーで経験値を鍛えることが必要である。

◆上手なお金の使い方が仕事に生きる
大好きで特異なことをとことん追求している
仕事で重要なのは、点と点をいかに結ぶことができるかにかかっている
自分の得意な点をその他の点とどう繋ぐかが重要である

◆お金とは脳にとっての抽象的な報酬
脳は基本的に、自分にとってうれしいものを報酬をより得られるような行動を
学習するという性質があります。

◆本当に「生きたお金の使い方」ができているか?
子供の頃からきかされていた体験が、その人のお金に対する考え方や価値観になっている
お金があると人は気分がいいので、そこにポジティブなスパイラルが回りだしてまたお金が来る

◆お金があれば何でも解決するのか?
お金と幸せは必ずしも一致しない

◆お金は人間関係を目に見えるようにしたもの
人間関係にお金を惜しむような人は、決してお金持ちになれない
稼ぐ人たちは集まる、稼げない人は稼げない人達が集まる
人との関係が広がれば広がるほど、そこに払ったお金以上に「幸せ」や「成功」
が増えて来ます。 お金持ちは、自分が好きなことで感動できるような体験
(脳科学は「報酬」という)にお金を惜しまずに使っている。

◆お金は節約しても、人間関係は節約してはいけない
人間関係まで節約してはいけない
「自分が先に与える」ことが大切(相手が望むことを与えることが大切)

◆自分の人生に戦略はあるのかを考えてみる
ビジネスにおいて、真心だけでなく、そこに戦略が必要になってくる

◆給与所得を維持しながら、事業所得も得るという働き方
給与所得に保険を掛け、その他収入を稼ぐ
脳が感じる「ワクワク感」の共感回路の強化がお金を生む
今の自分の延長線上で、好きなことで稼ぐことを考えていけば良い

◆お金に対する感覚を高めるトレーニング「脳のセルフコントロール力が高まる」
・濡-冷静で平常心を保つことによって論理的思考力が身につく
・いさというときの選択や決断を蹊らない判断力が身につく
・自分の体験やイメージを正確に蓄えることができる記憶力が養われる
・自分が逆境の立場に庸かれても粘り強く前向きに考えるポジティブ思考が身につく
・エネルギッシュでアクティブな行動力が芽生える

★アイデアをお金に変えられる時代
いくら手元に貯蓄がなくとも、チャレンジする脳というのは誰もが持っている
それこそが自分が持っているブランド力こそがお金儲けのイノベーション
お金儲けするために自分のブランドを作る